首都高速道路維持補修関連の作業に人員を派遣。
関連会社とも契約を頂くが、高速道路に従事する警備員は、すべて交通誘導警備員の検定資格者を配置することが義務付けられている。
当社の初回担当窓口として対応。後任に引き継いだ後も、担当を補佐する立場でお客さまと接点を持つ。


ある日、一本の電話を頂く。
「御社は有資格者が居るか、首都高速に即派遣できるか、出来るなら即打ち合わせに来てほしい」との内容だった。そのときの私は、警備業で10年以上の経験が有るものの、高速道路関連業務が経験も少ないため、大急ぎで情報収集と専門的な知識を学ぶことになる。

お客さまとの初回の顔合わせ。依頼が首都高速の料金所での仕事だと説明を受ける。そのときの当社は、高速道路の本線上の業務経験者は数多いものの、料金所の経験者が少ない。警備員は、有資格者でなければならないし、料金所は、利用する方には旅の玄関と言える場所。快適に通過して頂かなくてはならない。責任ある仕事に対し、かなりのプレッシャーを感じたことを覚えている。
業務開始前の打ち合わせを重ねるなか、お客さまから一から教わり、適応できる隊員の育成に奔走することとなる。その結果、評価と満足を頂くことが出来、担当者としての苦労が報われたと感じることが出来た。
この評価の結果か、他社からも同様な仕事を頂けるようになるが、私にとって高速道路関連業務の原点は、先に教えを請うた会社である。その後も色々教えてもらおうと訪問したとき『また来たのか!』と、けして迷惑そうでなく、笑顔で迎えてくださる。そんな関係を築けたのは、私にとってかけがいのない財産であり、営業として最高の幸福だと考えている。

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